CAW観測所 English
事実 #42

黒い鳥の中には、本当に青い鳥が入っている

黒い鳥の中には、本当に青い鳥が入っている
いまXで、🐦‍⬛ を並べて一つずつ消していく遊びが回っている。消すと、中から青い鳥が出てくる。イーロン・マスクの匂わせではないか——そう言われている。❶ まず、これは見間違いではない。本当に出てくる。❷ なぜそうなるのかは、ちゃんと書いてある。文字の世界共通の決まりごと(Unicode)を開くと、黒い鳥はそもそも一文字ではなく、三つの部品を貼り合わせたものだと分かる——🐦(U+1F426・ただの鳥)と、目に見えない接着剤の役をする記号(U+200D)と、黒い四角(U+2B1B)。規格書にはこう一行で載っている——1F426 200D 2B1B ; black bird。消せば接着が外れて、いちばん内側にいた鳥がそのまま残る。つまり規格の上では、黒い鳥とは“青い鳥に黒をかぶせたもの”のことだ。❸ その一行が世界の標準ファイルへ載った日時も記録に残っている——2022年5月6日 16:14:52 GMT。CAW が生まれた17日後だった。この形が決まったのは、イーロン・マスクが Twitter を買い終えて「鳥は解き放たれた」と書く175日前で、出発点は2019年に誰かが出した「カラスの絵文字がほしい」という一枚の書類だ。だから、あとから誰かが仕込むことはできない。それでも——規格書に「青い鳥に黒をかぶせろ」と書いてあることのほうが、よほど奇妙だと思う。(2026年7月29日時点で確認)──なぜこれを残したのか。CAWと同じ春に生まれたこの記号の中に、黒い鳥と青い鳥が強く結ばれて入っていた🐦‍⬛

出典

Unicode Consortium ↗

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